開発方針 10年20年と愛される一艇をあなたに

 安全性と、耐久性と、利便性。オーパ・クラフトは、これら三要素はボートライフを快適に楽しむための必須要素だと考えています。しかも、これらがバランスよく、高次元でカタチにしなければ意味がない。そんな頑ななまでの方針を、分割ボートの船体のみならず、オリジナル・オプションも含めたすべての商品開発に貫かれています。だからこそ開発では、推察とシミュレーション、各種データの検証、その後のフィードバックを繰り返しています。
 こちらのページでは,そんなオーパ・クラフトの製品開発に対する考え方をご紹介しています。

開発における三大要素

 心ゆくまで楽しめる,そんなボートライフのためには,安全性,利便性,耐久性のどれ一つが欠けても成り立ちません。わたしたちオーパ・クラフトは,妥協することなく,この3つの要素を追求し続けます。

製造・直販を通じてお客さまの利便性を生み出す

オーパ・クラフト社屋2階会議室で行われたお客様との交流会

お客様とつくりあげるオーパ・クラフトの製品開発過程

 オーパ・クラフトがこれまで数十年にわたり、数千艇の小型ボートを世に送り出してこられたのはどうしてか。その理由は、オーパ・クラフトが製造だけでなく、直販体制をとってきたことにあります。直販体制だからこそ、つねにお客さまの声に傾けられる。しかもその声をもとに改良しつづけた結果、お客さまのニーズにフィットするボートを生み出すことができたのです。

 例えば,分割ボートのデメリットとしてよく挙げられるのが,総重量は同じ長さの一体型よりもどうしても重くなりがちで組み立てや運搬が大変,ボートを車載して運搬する際に車種によってはエンジンやドーリー,フロートなど必須の用具を入れるスペースがない,自宅での収納場所が案外場所をとる,走行時にボートの結合部分が音を立てたり割れたりして不安になる,などといった点です。

 しかし,オーパ・クラフトの分割ボートの開発に際しては,こうしたユーザー様から直接寄せられる懸念に対し,技術的に十分検討・検証を重ねてまいりました。これら分割ボートのデメリットといわれるものの多くは,分割ボートという形ではなく、小型船の設計・製造という技術に対する不安・不満であり,当社はそれに対して堂々と技術で応え,一つ一つ課題を克服してまいりました。

 その上で,出来上がった製品の試作品をお客様に実際に使っていただき,細かな改善要望をお聞きしてこつこつと設計改良,試作,評価を繰り返した上で製品化します。

技術を研鑽し続ける

 船体重量が重くなりがちという点に関しては,船体をむやみにまんべんなく厚くして強度を稼ぐのではなく、適切な位置に適切な強度をもたせるほか,力をしなやかに受け止められるよう,高度なFRP積層技術と異種材料接合技術を用いています。
 それゆえ、分割した前後の船体本体は大人一人でかついだり運んだりすることが十分可能な重量を実現しています。その上、船体を組み立てた後の重心位置にドーリー(船体運搬用タイヤ)を装着するソケットを配置していますので、平らな場所なら多少の坂道であっても、荷物を載せて軽々とボートを引っ張って運ぶことができます。

オーパ・クラフトの分割ボートを搭載したスズキエブリィ

収納や運搬の利便性にも手を抜かない

 また,フェンダーフロートなどオプション品も,十分な強度を保ちながらできるだけ小型・軽量となるような工夫をしておりますので,車種にもよりますが,軽ワゴンなどにも積載が十分可能です(実際の積載例を掲載しております)。
 その上,オーパ・クラフトの分割ボートは垂直に立てたままで収納できるよう設計してありますので,駐車場や倉庫の壁際などにコンパクトに収納できます。この設計は,防災艇事業のレスキューボートにも生かされ,軽トラックで気軽に運べる救助用ボートとして高く評価されています。

安全性を極限まで高めるために

 

オーパ・クラフトの分割ボートのジョイント部は外からかかる様々な力をしなやかに受け止める全周かみ合わせ方式です。

分割ボートでいちばん大切なこと

 分割ボートでいちばん大切なことは,船体の前後を結合させるジョイント部分の強度です。オーパ・クラフトのボートはFRP船体自身による全周かみ合わせ方式でがっちり前後の船体をホールディングしていますので,波や風,衝撃などにはびくともしません。

ガラス繊維布(ロービングクロス)

こだわりぬいた材料と工夫

 さらに,船体を形作る主要材料のガラス繊維やプラスチック、オリジナル・オプションのフェンダーフロートの主要素材であるフロートなどあらゆる素材は,厳選した世界でも屈指のメーカーの素材を使用しています。長年のご愛顧にふさわしい丈夫さを備えるため,さらにそれらの素材のよさを極限まで引き出す技術的な工夫を重ねております。

耐久性を自ら検証する

はねあげフロート開発時に使用した独自の強度試験機

納得行くまで検証する

 ボートは,お客様の大切な生命をお預かりする輸送機械です。そうした重要な製品を送り出すために,オーパ・クラフトでは時には自ら実験器具を開発し,ときには公的研究機関の力を借りて,寿命設計の妥当性を検証します。小規模企業でそこまでしているのかと驚かれることがたびたびですが,わたしたちはメーカーとして,商品の設計・生産・納品のすべてのプロセスを管理し,商品の耐久性を担保する責任があると考えています。

科学と技術に基づく活動

 オーパ・クラフトのボートには,化学・物理学・数学・管理工学・材料学・異種材料接合などの学際分野を含め,多種多様な科学や技術を活用して,品質保証活動を行っております。よく言われるKKD(経験・勘・度胸)ではなく,また,結果を他者のせいにせず自分たちのできることはなにかを考える,そうした態度で日々活動しつつ,新しいアイディアを創造し,新たな分野に挑戦する。それが実体化したのが,オーパ・クラフトの分割ボートなのです。

 このように数々の技術的な工夫を重ねたオーパ・クラフトの分割ボートは、いわば,分割ボートの理想形と自信を持っていえます。

 とはいえ,このように分割ボートの理想形が実現できたからといって,これでオーパ・クラフトの製品開発が終わったわけでありません。これからも多くのお客様の声に耳に傾けながら、こだわりを持って、ワクワクしながら開発を推進。ユニークで画期的な“もの”を世におくり出したいと考えています。新しい、楽しい発想はまだまだ続きます。これからもオーパ・クラフトにご期待ください。

「はねあげフロート」ものがたり

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経済産業省認定事業

地域産業資源活用プログラム事業認定

当社の事業が経済産業省から優れた「愛知のプラスチック」事業として認定されました

 当社の「FRPの積層技術を活用し、転覆防止用フロートの装着を可能にした小型船艇の製造販売事業」。これが優れた地域産業資源(愛知県のプラスチック技術)を活用し、「安全性の飛躍的向上に繋がる独創的発想」を創出したという理由で評価され,2012(平成24)年2月に経済産業省の事業認定を正式に取得しました。

 

 

 

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